読まなくとも本を買うだけで楽しい

つっかーと言います。

 

 

 

実はドイツ語を勉強しなきゃいけないと気付いて焦る夜。

 

 

ここ最近、本を買って後悔したためしがないような気がします。

読めば大抵得るものはあるし、読まなくともいつか読もうとうきうきできるわけですから。本に囲まれているだけで幸せなんて人がいましたが、それに近いです。

 

 

1章で読まなくなった法学入門も、10ページで挫折した洋書も、いつか読めばいいかなと思っています。読まないことで可能性はその分だけ広がっていくととらえると、読まない方が読むよりも自分の想像力が鍛えられるようで、楽しくないですか。

 

 

そうは言っても、読まないことには何も進まないので、今回はちゃんと読もうと思います。

 

 

カードを作ったせいでネットショッピングの敷居が下がったのもあり、買ってしまいました。柄谷光人「探求Ⅰ」。内容はあんまり把握していないけれど、大学の先生におすすめされたし、レポートの題材が必要だったのでちょうどいいかなと。

ものごとはふたを開ける前が一番わくわくするといっても過言じゃないような気がします。

今はもう、とにかく何が書いてあるんだろうと内容に思いをはせています。

 

 

知っていることは、「他者」にまつわる本だってことくらいです。

哲学なんかで言われる「他者」って何度聞いても違和感がありますね。自分以外の事物すべてを指すわけで、人だろうがゴリラだろうがリンゴだろうがみんな「他者」。

しかも自分以外の「自分」ってなんだよとか、話はとどまることを知らない。この気持ち悪さに無意味に惹かれる自分がいるのも事実で、ずっとそんなことを考える時間があってもいいなと思うんです。

 

 

「他者」が僕に何をしてくれるのかはよくわからないし、僕が「他者」に何をしているのかもよくわからない、そんな世界に生きてるんですよ。人によっちゃ人間は物に触れることもできてないとか言うし。魔境も魔境です。

こんな確証も保証もない世界なんだったら、せいぜい何か一つくらい根拠のない確信が欲しいものです。もしくは、これを信じて裏切られても本望だ、みたいなものでもいいかもしれないです。

 

 

そんなものに出会えたらさぞかし胸が苦しくなることでしょうよ。

 

 

夜中のブログとネットショッピングは調子に乗ってしまうのでできるだけ控えようと思います。